SolitOUD

7コース13弦ウード&カマンチェと過ごす穏やかな日常

YouTube も活用したオンラインレッスン体験レポ

 長谷川先生が試験的に導入しているオンラインレッスン、今日は YouTube も使ったレッスンを受けました。方法は先生のブログ「オンラインレッスン~スマホで動画を撮ってYouTubeにアップして先生に聴いてもらおう!」の通り、まず取り組んでいる曲を自分で録画して YouTube に限定公開でアップし、URLを先生に伝えてチェックしていただいた上で Zoom を使った遠隔レッスンという流れです。これを実際に体験した生徒側からのレポをまとめたいと思います。

 

【良かったところ】

事前に一人で動画を撮っておけるので多少気がラクだった

 ただしこれは普段から時々録音する習慣があったから気楽だった可能性が大。「楽器の上達には録音して聴き直すことが大事!」と聞いてギター時代から録音練習していました。

 最初のうちは本当に「なんでー!?」と思うほどガチガチに緊張したものです。誰に聞かせるわけでもない、自分一人の練習のための録音ですら変な意識をしてしまうんですよね。そして何十回もやり直して撮ったものを自分で聞いてまたショックを受ける、みたいな。(笑)

 だから人によっては意外とこれが最難関かも。長谷川先生のように普段からニコニコ穏やかで「今の自分でOK」「つっかえてもOK」って言ってもらえる先生だとぐんとハードルが低くなると思います。

 ちなみに今回2本の動画を上げるのに、どちらも3テイクくらい撮りました。でも結局どちらも一番最初に撮ったものをアップしました。どのテイクにもミスやおかしなところはそれぞれあったんです。でもそれが「今の自分」ですし、「先生に見ていただいて演奏をより良いものにしていく」ことが目的ですからね。「いい動画が撮れないから無理~」なんて尻込みしてしまうのはとーーってももったいないですよ!オンラインレッスン、やってみると本当に楽しいですから。(^^)

 

レッスンがとてもスムーズになった

 先生側としてもあらかじめ撮った動画を細かくチェックでき、適切なアドバイスの用意をしておけるので進行がとてもスムーズでした。教室レッスンでもやっていた2曲を見ていただいて、「あれ、まだかなり時間余ってる?」と感じたほど。事前準備のおかげで内容が濃くなる感じがありました。

 これは先生から求められたものではありませんでしたが、アップした動画の説明欄に自己反省点や自分で気づいたことなどをいくつか書いてみました。「00:00 のコレがうまくできないんです」とか、レッスンで聞きたいことを書いておいてしまうのも良いかもしれませんね。

 

【気になったところ】

(これは YouTube 関係なくオンラインレッスンとしての問題ですが)

音声の遅延問題

 レッスン中でも伝えましたが、こちらが通して弾いている時に先生が画面の向こうで腕を動かして指揮するようなジェスチャーをしたり体をリズムに合わせて揺らしたりこれは NG!! でした。遅延のせいで私が弾いているリズムとは完全にズレて見えてしまうのです。でも直立不動でも審査員みたいで変かもしれないので、軽~く頷いているとか、そのくらいの感じでいかがでしょう。

 同じように会話のキャッチボールにもちょっと慣れが必要ですね。電話のように瞬間的に声が双方向に伝わるわけではないので、こちらが話し終わった後から相手が聞き終えるまで12秒かかるんですよね。なので「あれ、伝わったかな?」「(間)」「あ、伝わった!よかった!」みたいな。(笑)

 

カメラ目線問題

 先生が生徒のことを考えた目線(=視線をディスプレイの生徒に向けるのではなく、カメラに向ける)で話します。この時生徒はディスプレイを見ていていいのですが、「あぁ、これだとお互い視線が合うことはないのか~」なんて考えてしまいました。

 先生が少し長めに説明している時、それが随時伝わっているかどうかが先生側からわかりにくいのではと思います。逆に生徒側も「なるほど」「わかりました」というサインをどう返すか、終始ちょっと気になっていました。説明中にいちいち相槌発言をすれば途切れの元になるし、かといって黙って頷くだけでも先生はカメラを見ているわけなのでその頷きは認識できていないはずですよね。これは仕方がないかなぁ。

 

 と、こんな風にオンライン特有の注意点はありますが、全体的にはとってもためになるレッスンが受けられているという感想です。勉強になっているし、何よりいつも通り会話できて楽器も弾いたり聴いたりできて楽しいんです。

 だから「勇気がなくて」「モジモジしちゃって」踏ん切りがつかない生徒さんがいらしたら本当にそれはもったいないですよ~と言いたいです。(^^)初めてのことでも、自信がないことでも、案外やってみるとなんてことないじゃん!ってなっちゃうものですから。

 (それにしても試行錯誤中だからと先生はおっしゃいますが、もう次からはレッスン料収めないとバチがあたりそうです…いつも楽しいレッスンをありがとうございます!